FLO Cycling – 空気抵抗対重量 – パート3


当社の今までで一番人気のブログ記事は紛れもなく、「大論争空気抵抗対重量」の記事 (本シリーズのパート1) です。 その記事に関して、私たちはBest Bike Splitのマッドサイエンティストであるライアン·クーパー氏に空気抵抗データを送り、全く新しいFLOホイールが人気のあるIronmanコースでどのくらいの時間を短縮するか第三者側からの概算を行って頂きました。 本シリーズのパート2では、よりいっそう多くのコース、そしてホイールの組み合わせでの短縮時間を算出しました。 ご存知ない方のために説明すると、ライアン·クーパー氏は数理最適化の博士号を持つ人物で、彼のBest Bike Split数学モデルを用いてトライアスリートやプロのツアーライダー向けの信じられないほど正確なバイクスプリットを予測し続けています。 




2016年のホイールの新製品の設計を終え、A2 Wind Tunnelを訪れた後、私たちは新しい空気抵抗の数値をライアンさんに送り、彼の数学モデルを通じてホイールを走らせて頂きました。  下記のように、私たちはIronmanコースで複数の組み合わせのホイールを走らせました。  当社の2012年モデルのホイール、2016年のAluminum + Carbonホイール、2016年のCarbon Clincherホイールの数値をご覧になれます。  平坦なコースにIronmanフロリダ、比較的登りがあり風の強いコースにIronmanコナをモデルに選びました。 

なぜBest Bike Splitを用いるのか?
当社の風洞テストの数値は全て、スタンドに立てたホイールのみを使用して算出しています。  風洞テストで個別のホイールを調査するのは設計を検証するのに非常に向いていますが、どのくらいの時間が短縮されるかを算出するにはより優れた選択肢があります。それは、自転車走者を伴う自転車のホイールを使用することです。  このデータに関してはライアンさんと共同で行いたいと考えました。なぜなら彼のモデルは自転車全体と自転車走者を考慮に入れているためです。  これにより、特定のホイールセットにおいてコース上でどのくらいの時間が短縮されるかについて、当社の顧客はより優れた概算を得ることができます。

それではその数値を見てみましょう!

自転車走者
私たちは、以下の特徴を持つ自転車走者をモデルに選びました。

性別: 男性
体重: 160ポンド
年齢: 33
FTP: 250ワット

コースのプロフィールと、FLOホイールの各組み合わせにおけるMavic Open Proホイールセットと比較した際の短縮時間を見てみましょう。 


Ironmanフロリダ



Ironmanコナ


数値を見た後、私にとって気になることがいくつかありました。


1. 当社の新しい2016年のホイールは、実地の風の条件を調査した後に設計しました。  その調査の中で、平均ヨー角が私たちが最初に考えていたよりずっと低いことが分かり、そのことを踏まえてホイールの新製品を開発しました。  2012年のホイールと比較した際の2016年のホイール (高いヨー角向けに設計しました) の空気抵抗の改善はかなりのものです。  これらの短縮時間とライアンさんによって算出された平均ヨー角は、当社の全ての実地データと正確に一致しており、当社のNet Drag Reduction Value (純抵抗低減値) の公式とも一致しています。
2. 当社の風洞テストの結果を見ると、FLO 60 Carbon Clincherは低いヨー角でFLO 90 Carbon Clincherよりわずかに速くなっています。  Ironmanフロリダなどの比較的低いヨー角のコースでは、FLO 60 Carbon Clincherは、リムがより深いFLO 90 Carbon Clincherに本当に勝っています。  ただし、コナなどの比較的高いヨー角のコースでは、90 Carbon Clincherの方が速くなっています。  これは、非常に実力のある自転車走者、または微風時のレースで走る自転車走者が考慮すべきことです。 
3. 元の調査 (パート1とパート2) と比較した際の時間の差は、レースの日にアスリートが体感した現実の天気のデータを使用したことによるものです。

    今回の記事を楽しんで頂けたなら幸いです。 下でご意見やご質問をお願いします。

    それではお元気で。

    クリス