FLO Cycling – A2 Wind Tunnelにおけるタイヤ調査 パート1


本シリーズのパート1では、タイヤが空気抵抗に対して及ぼす影響を調べます。 私たちが20114月にA2 Wind Tunnelを初めて訪れた時、タイヤが生み出すことのできる違いの大きさに衝撃を受けました。 一覧にずらっと並ぶほどの数のタイヤをテストする予算があれば、結果はどのくらい向上するだろうかといつも考えていました。

201511月、初回のテストから4年半後、ジョンと私は2016年のホイールの新製品と共にA2 Wind Tunnelに再び赴きました。 2日間の訪問の間に私たちが行った調査は、A2 Wind Tunnelで行われた中で最大のタイヤ調査と噂されています。 当社の新製品のFLO 60 Carbon Clincherに装着したタイヤを合計で20種類テストし、タイヤが空気抵抗に対してどのように影響を及ぼすかを正確に調べました。 


パート2の内容
空気抵抗はタイヤの公式のほんの一部です。 タイヤによって生み出される空気抵抗を克服することに加え、走行中の転がり抵抗も克服する必要があります。 空気抵抗が低いタイヤも、転がり抵抗が高い可能性があります。 この2つの要素を組み合わせると、タイヤ全体としては残念な性能になる場合があるのです。 空気抵抗と転がり抵抗の最良の組み合わせを持つタイヤが、レース中に使用する際の最良のタイヤです。

私はA2 Wind Tunnelでテストしたタイヤの大半をトム·アンハルト氏に送り、彼のローラーでテストしました。 本シリーズのパート2では、空気抵抗と転がり抵抗の両方を組み合わせることで総合的に最良のタイヤを探り出します。

今回は、空気抵抗テストの結果を重点的に見てみましょう。 

テスト
下記はA2 Wind Tunnelで行われた空気抵抗テストのパラメータです。 以下の一覧のパラメータを用いることで可能な限り多くの変数を排除しました。 

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風洞風速は30mphに設定しました。
タイヤは全て同一のFLO 60 Carbon Clincherに装着してテストしました。
タイヤの空気圧は95psiに設定し、デジタル空気圧ゲージで測定しました。
抵抗の測定値は、02.55.07.510.012.515.017.5, 20.0度のヨー角で記録しました。
各ヨー角度で測定値を2回取り、その平均を取りました。
車体重量を測定し、結果から除外しました。



タイヤ
私たちは合計で20種類のタイヤをテストしました。 タイヤのサイズの範囲は幅22mm25mmでした。 22mm未満のタイヤは、当社のホイールに装着して使用するには幅が狭すぎるためテストしませんでした。また、幅25mmを超えるタイヤは、現行のロードバイクにはあまりにも一般的に合わないためテストしませんでした。 テストしたタイヤの一覧はこちらです。

* 一覧のタイヤのサイズは、メーカーの名称の慣例に基づいています。 タイヤの幅はリムに装着する際は記載通りではない場合があることをご留意下さい。 例えば、23mmのタイヤはリムに装着する際は幅26mmとなる場合があります。 ご使用のフレーム向けにタイヤを選択する際はこのことをご留意下さい。


結果
私たちは2つの抵抗相関図を作成しました。 1つ目は抵抗 (g) で、2つ目はCdA (m^2) です。 これらの相関図は個別のタイヤをオン·オフすることができます。 下でご覧になれるように、同じ図に20種類のタイヤを全て載せるととてもゴチャゴチャしてしまいます。



時間の短縮
空気抵抗図は素晴らしいですが、これは全て何を意味するのでしょうか。 各タイヤによって路上で短縮できる時間は正確にはどのくらいなのでしょうか、またどのタイヤが空気抵抗面で最良なのでしょうか?  下の表は、各タイヤが40kmレースとIronmanでどのくらいの時間を短縮するかを一覧にしたものです。 最も遅いタイヤを、短縮時間0秒という基準として使用しました。 これらの短縮時間は、当社のNet Drag Reduction Value (NDRV、純抵抗低減値) の公式を利用して算出しています。 当社のNDRVは、当社のホイールの新製品の開発中に収集した110,000個の実地のデータポイントを利用して開発されたものです。 NDRVの詳細をご覧下さい。  


今回のブログ記事を楽しんで頂けたなら幸いです。 本シリーズのパート2では、各タイヤの転がり抵抗を調べ、そのデータを空気抵抗の結果と組み合わせますのでお待ち下さい。 下でご質問やご意見をお願いします。

それではお元気で。

クリス